価格を知ってから決める不動産売却の進め方 〜後悔しないための正しい判断ステップ〜

「売るかどうかは、あとで決めていい」
相場を把握してから進める、不動産売却の失敗しない考え方を解説します

不動産売却を考え始めたとき、多くの人が
「売ると決めてから査定するもの」と思いがちです。
しかし実際には、価格を知ってから売るかどうかを決める方が、後悔の少ない判断につながります。
この記事では、相場を把握してから進める不動産売却の正しいステップをわかりやすく解説します。

結論:不動産売却は「決めてから動く」必要はない

結論から言うと、
不動産売却は、売ると決めてから動く必要はありません。

多くの後悔は、

  • 価格を知らないまま決めた
  • 急いで判断してしまった
  • 比較せずに進めた

こうしたケースで起きています。

価格を知る → 判断する
この順番が、失敗を防ぐポイントです。

なぜ「価格を知ってから決める」のが正解なのか

不動産は、

  • エリア
  • 立地
  • 築年数
  • 状態

によって価格が大きく変わります。

「なんとなくこのくらいだろう」という感覚で判断すると、
思っていた結果と大きくズレることがあります。

価格を先に知ることで、

  • 売る価値があるか
  • 今は売らない方がいいか
  • 別の選択肢が良いか

を冷静に考えられるようになります。

ステップ① まずは相場を把握する

最初にやるべきことは、
今いくらで売れそうかを知ることです。

ここで重要なのは、

  • 売ると決めなくていい
  • 行動を起こす必要もない

という点です。

相場確認は、判断材料を集める行為にすぎません。

ステップ② 売却価格の「幅」を理解する

相場を知るときは、

  • 仲介ならいくら
  • 買取ならいくら

というように、
価格の幅を把握することが重要です。

  • 高く売れる可能性
  • 早く売れる場合の価格

この違いを知ることで、
自分の優先順位が見えてきます。

ステップ③ 自分の状況と照らし合わせる

価格が分かったら、
次は自分の状況を整理します。

  • 売却を急いでいるか
  • 維持費や管理が負担か
  • 将来の予定はどうか

価格と状況を並べて考えることで、
「今売るべきか」「待つべきか」が判断しやすくなります。

ステップ④ 売らない選択肢も含めて比較する

多くの人が見落としがちですが、
売らない選択肢を考えることも重要です。

  • 持ち続ける
  • 時期をずらす
  • 活用する

価格を知ったうえで
「売らない」と決めるのは、
後悔しにくい判断です。

ステップ⑤ 売ると決めたら、改めて進めればいい

ここで初めて、

  • 媒介契約
  • 本格的な売却活動

を検討すれば十分です。

価格を知ったあとで決めているため、
焦らず、納得感のある売却につながります。

「価格を知るだけ」で止めても問題ない

よくある不安に、こうしたものがあります。

査定したら売らなきゃいけないのでは?

しかし実際には、

  • 査定だけして売らない
  • 価格を見て保留にする

こうした人は非常に多く、
まったく問題ありません。

価格を知ってから決める人ほど、後悔が少ない

後悔しない人に共通しているのは、

  • 事前に相場を把握している
  • 判断材料を揃えている
  • 決断を急いでいない

という点です。

価格を知ることは、売却のスタートではなく、判断の準備です。

まとめ|不動産売却は「価格 → 判断」の順で進める

  • 売ると決めなくていい
  • まずは相場を知る
  • 自分の状況と比較する
  • 売らない選択肢も考える

不動産売却で後悔しないためには、
**「決断を急がないこと」**が何より大切です。

まずは、
今の価格を知ること
そこから考えても、決して遅くはありません。

この記事の監修者

梅本 征吾

株式会社リノバンク
代表取締役
MBA(中央大学 戦略経営研究科)

リクルートにて営業・経営企画・事業開発・新規事業インキュベーションに従事し、複数の事業立ち上げに携わる。その後、株式会社アイスタイルで新規事業開発部部長を務め、FANTAS technology株式会社で空き家事業のPMを担当。

FANTASより空き家事業の事業譲渡後、株式会社リノバンクを創業。これまで全国で170件を超える空き家リノベーション・売却支援を行うほか、国土交通省「空き家対策モデル事業」採択企業として行政連携を推進。また、全国空き家対策コンソーシアムの立上げに参画して地方自治体と連携して地域課題の解決に取り組む。

登壇・掲載実績として、東京大学 不動産イノベーション研究センター、全国住環境整備事業研修会、住宅産業研修財団への登壇や、リフォーム産業新聞・神戸新聞・住宅新報など多数のメディア掲載。


川口市に20年以上在住し、埼玉県南部エリアの不動産事情にも精通。地域特有の課題と市場動向を踏まえた実践的なアドバイスを得意とする。

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