埼玉県の空き家、売るといくら? 買取・仲介の相場と判断ポイントを解説

「すぐ現金化したい」「残置物がある」そんな場合に“買取が向くケース・向かないケース”を埼玉の事例ベースで整理します

埼玉県で空き家を売る際、「仲介」と「買取」では売れるまでの期間・価格・手間が大きく変わります。本記事では買取が向くケース、相場の考え方、査定で見られるポイント、注意点(契約条件・費用)を整理し、失敗しない進め方をまとめます。

はじめに|埼玉県で「空き家買取」を検討する人が増えている理由

埼玉県で空き家を所有している方の中には、
「できるだけ早く手放したい」「管理や固定資産税の負担が重い」
と感じている方も多いのではないでしょうか。

近年、相続をきっかけに空き家を所有するケースが増え、
仲介で売るだけでなく、不動産会社に買取してもらうという選択肢を検討する方が増えています。

本記事では、
埼玉県で空き家を買取で売却する場合の相場感や、
仲介との違い・注意すべきポイントを実務目線でわかりやすく解説します。

空き家の「買取」と「仲介」の決定的な違い

空き家の売却方法は、大きく分けて次の2つがあります。

  • 仲介:市場に出して一般の買主を探す方法
  • 買取:不動産会社が直接買い取る方法

埼玉県でも「できるだけ高く売りたい」という理由で仲介を選ぶ方は多いですが、
価格だけで判断すると、思わぬ落とし穴にはまることがあります。

仲介の特徴

  • 相場に近い価格で売れる可能性がある
  • 売却までに数か月〜1年以上かかることもある
  • 内覧対応・値下げ交渉・契約不適合責任のリスクがある

買取の特徴

  • 売却までの期間が短い(数週間〜1か月程度)
  • 現状のまま売れるケースが多い(残置物ありでも可)
  • 価格は仲介より低くなる傾向がある

価格だけでなく、「時間・手間・リスク」をどう考えるかが、
買取か仲介かを選ぶ重要な判断基準になります。

埼玉県の空き家買取相場はどう決まる?

空き家の買取価格は、
「仲介で売れた場合の想定価格」から、次の要素を差し引いて決まるのが一般的です。

  • リフォーム・修繕費用
  • 解体費用(古家付き土地の場合)
  • 再販までの期間リスク
  • 再販時の価格下落リスク

そのため、埼玉県内でも
**立地(駅距離・エリア)**や
建物の状態によって、買取価格には大きな差が出ます。

価格に影響しやすい埼玉特有のポイント

  • 最寄駅まで徒歩圏かどうか
  • 再建築可・不可
  • 前面道路の幅員や私道負担の有無
  • 周辺の新築・中古供給量

特に、
再建築不可物件や、狭小地・旗竿地の場合は、
仲介では買主が見つかりにくく、買取が現実的な選択肢になるケースも少なくありません。

実際に多い失敗例|「安く売ってしまった」ケース

埼玉県でよくあるのが、
「早く手放したい」という気持ちから、
1社だけの買取査定で即決してしまうケースです。

買取価格は不動産会社ごとに考え方が異なるため、
同じ物件でも数百万円以上の差が出ることもあります。

また、
「仲介では売れないと言われた」
「再建築不可だから仕方ないと思った」
という理由で判断すると、
本来より不利な条件で売却してしまう可能性があります。

空き家買取が向いている人・向いていない人

買取が向いている人

  • できるだけ早く現金化したい
  • 残置物が多く、片付けが難しい
  • 遠方に住んでいて管理ができない
  • 近隣トラブルや管理負担を早く解消したい

仲介を検討したほうがよい人

  • 売却までの時間に余裕がある
  • 建物の状態が良く、需要が見込める立地
  • 少しでも高く売りたい

どちらが正解かは物件ごとに異なります
まずは価格帯と条件を整理することが重要です。

査定前に必ず確認しておきたい3つのポイント

  1. 価格の根拠(どの成約事例を基準にしているか)
  2. 引渡し条件(残置物・測量・解体の扱い)
  3. 契約不適合責任(免責範囲)

これらを確認せずに進めると、
「思っていた条件と違った」というトラブルにつながりやすくなります。

埼玉県全体の相場感を把握したあとは、
「実際のエリアごとの違い」まで確認しておくと、
売却方法の判断がしやすくなります。
特に、さいたま市や川口市では、
エリア特性によって売れやすさや注意点が大きく異なります。

【さいたま市の不動産売却】  
 エリアごとの相場動向・売却しやすい物件の特徴・注意点まとめ

川口市特有の売却リスクとは?  
 交通・人口減少の影響を解説

まとめ|この条件なら一度査定しておくべき

埼玉県で空き家を所有していて、

  • 管理や固定資産税の負担を減らしたい
  • 売れるかどうか分からず放置している
  • 仲介と買取、どちらが良いか判断できない

という場合は、
まず査定で「価格帯」と「選択肢」を整理することが重要です。

買取が最適とは限りませんが、
条件によっては時間・手間・リスクを抑えた売却が可能になります。

埼玉県の空き家・土地・中古住宅について、
「まずは価格だけ知りたい」という段階でも問題ありません。
状況に合った売却方法を整理するために、一度査定してみることをおすすめします。

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この記事の監修者

梅本 征吾

株式会社リノバンク
代表取締役
MBA(中央大学 戦略経営研究科)

リクルートにて営業・経営企画・事業開発・新規事業インキュベーションに従事し、複数の事業立ち上げに携わる。その後、株式会社アイスタイルで新規事業開発部部長を務め、FANTAS technology株式会社で空き家事業のPMを担当。

FANTASより空き家事業の事業譲渡後、株式会社リノバンクを創業。これまで全国で170件を超える空き家リノベーション・売却支援を行うほか、国土交通省「空き家対策モデル事業」採択企業として行政連携を推進。また、全国空き家対策コンソーシアムの立上げに参画して地方自治体と連携して地域課題の解決に取り組む。

登壇・掲載実績として、東京大学 不動産イノベーション研究センター、全国住環境整備事業研修会、住宅産業研修財団への登壇や、リフォーム産業新聞・神戸新聞・住宅新報など多数のメディア掲載。


川口市に20年以上在住し、埼玉県南部エリアの不動産事情にも精通。地域特有の課題と市場動向を踏まえた実践的なアドバイスを得意とする。

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