不動産売却の流れを完全解説|初めてでも迷わない全ステップをわかりやすく紹介

初めての方でも迷わない、不動産売却の全ステップを解説。

不動産売却は 査定依頼から引渡しまで約3〜6ヶ月が一般的
成功のカギは「正しい価格設定」と「内見対策」
仲介と買取で売却スピードと価格が大きく変わる
契約時は手付金・重要事項説明・契約書の確認が必須
引渡し後の固定資産税や精算にも注意

1. 売却の全体像:まずは流れを把握しよう

不動産売却は、大きく以下の5ステップで進みます。

  • 査定依頼・売却準備
  • 仲介会社(不動産会社)と媒介契約
  • 販売活動(広告・案内・内見)
  • 売買契約(条件交渉・重要事項説明・手付金)
  • 決済・引渡し

それぞれのステップで必要な書類や注意点が異なるため、流れを理解しておくことがスムーズな売却の第一歩となります。

2. 1〜2週間:査定依頼と売却準備

● 売却準備でまず行うこと

  • 室内の掃除・整理
  • 設備の故障がある場合はメモ
  • 書類の準備(登記簿謄本、測量図、購入時の書類など)
  • 売却理由の整理(価格交渉の背景として重要)

● 査定は「机上査定」「訪問査定」の2種類

  • 机上査定:相場ベースの簡易査定
  • 訪問査定:実際に室内を確認し、より正確な金額を提示

訪問査定のほうが正確で、売却後のトラブル(設備不具合など)も事前に把握できます。

3. 2〜3週間:仲介会社と媒介契約を締結

査定結果を比較し、納得のいく不動産会社と「媒介契約」を結びます。

● 媒介契約の種類

  • 専属専任媒介:販売活動に専念。最もスピード重視
  • 専任媒介:定期報告あり。バランス型
  • 一般媒介:複数社に依頼可能。広く募集したい方向け

● この段階で決めること

  • 売出価格
  • 広告方針
  • 売却スケジュール
  • 内見の対応方法

価格設定は“高すぎず、低すぎず”がポイント。最初の1〜2ヶ月の反応が売却成功の鍵になります。

4. 1〜3ヶ月:広告・内見などの販売活動

媒介契約後、不動産会社が広告活動を開始します。

● 主な広告方法

  • SUUMO / アットホームなどのポータルサイト掲載
  • 社内の購入希望者への紹介
  • 近隣向けチラシ
  • 他社不動産会社への情報公開(レインズ)

● 内見でのポイント

  • 室内を明るくする(照明ON、換気)
  • 匂い対策
  • 生活感を減らし、清潔感を保つ
  • 事前に片付けするだけで印象が大きく変わる

● 買主が決まりやすい条件

  • 適正な価格
  • 駅距離や築年数の割に室内がきれい
  • 修繕履歴やリフォーム歴がある
  • 管理状態が良い(マンションの場合)

5. 条件交渉〜売買契約(1〜2週間)

内見後、購入希望者から「買付証明書」が出されます。

● 契約手続きの流れ

  1. 価格・引渡し時期の交渉
  2. 住宅ローン利用の確認
  3. 重要事項説明(宅建士が実施)
  4. 売買契約書の読み合わせ
  5. 手付金の受領(相場は価格の5〜10%)

契約後にキャンセルが発生すると手付金が関わるため、条件はしっかり確認が必要です。

6. 決済・引渡し(契約から1〜2ヶ月後)

金融機関で残代金の決済および鍵の引渡しを行います。

● 引渡し時に必要なもの

  • 権利証(登記識別情報)
  • 実印・印鑑証明
  • 鍵一式
  • マンションの場合は管理費や修繕積立金の清算
  • 固定資産税の清算
  • 引越し済みの状態であること(原則)

引渡しが完了すると売却は終了です。

7. 不動産売却の全体期間(目安)

ステップ 期間
査定・準備 1〜2週間
媒介契約 1週間
販売活動 1〜3ヶ月
契約〜引渡し 1〜2ヶ月
合計 3〜6ヶ月

まとめ:売却成功のポイント3つ

最初の価格設定を適切にする
室内を整えて内見対策を万全に
信頼できる不動産会社を選ぶ

この3つを押さえるだけで、売却の成功率が大きく高まります。

この記事の監修者

梅本 征吾

株式会社リノバンク
代表取締役
MBA(中央大学 戦略経営研究科)

リクルートにて営業・経営企画・事業開発・新規事業インキュベーションに従事し、複数の事業立ち上げに携わる。その後、株式会社アイスタイルで新規事業開発部部長を務め、FANTAS technology株式会社で空き家事業のPMを担当。

FANTASより空き家事業の事業譲渡後、株式会社リノバンクを創業。これまで全国で170件を超える空き家リノベーション・売却支援を行うほか、国土交通省「空き家対策モデル事業」採択企業として行政連携を推進。また、全国空き家対策コンソーシアムの立上げに参画して地方自治体と連携して地域課題の解決に取り組む。

登壇・掲載実績として、東京大学 不動産イノベーション研究センター、全国住環境整備事業研修会、住宅産業研修財団への登壇や、リフォーム産業新聞・神戸新聞・住宅新報など多数のメディア掲載。


川口市に20年以上在住し、埼玉県南部エリアの不動産事情にも精通。地域特有の課題と市場動向を踏まえた実践的なアドバイスを得意とする。

関連のおすすめ記事

エリア別売却情報

【さいたま市の不動産売却】エリアごとの相場動向・売却しやすい物件の特徴・注意点まとめ

さいたま市で不動産売却を検討中の方へ。大宮区・浦和区・南区・見沼区などエリア別の相場動向、売却が進みやすい物件の特徴、査定時の注意点、売却までの流れをわかりやすく解説します。

査定・価格・相場

北海道で古家付き土地を査定する際に必ず見られるポイント

北海道で不動産査定・売却を検討中の方へ。北海道で古家付き土地を査定する際に必ず見られるポイントについてわかりやすく解説します。

No items found.

不動産売却にかかる税金はいくら? 〜知らないと損する税金の種類と計算の考え方〜

不動産売却にかかる税金はいくら?譲渡所得税・住民税など売却時にかかる税金の種類と計算の考え方を解説。税金がかかるケース・かからないケースを知り、後悔しない判断基準がわかります。

No items found.

査定したら売らなきゃいけない?断っても大丈夫? 売却を強制されないための正しい考え方

不動産査定を依頼すると売らなきゃいけない?断れない?そんな不安を感じている方へ。査定後に売却を断っても問題ない理由と、営業されずに相場だけ確認する方法をわかりやすく解説します。

トラブル・注意点

仙台市特有の売却リスクとは?交通・人口減少の影響を解説

仙台市の不動産売却は、地下鉄アクセス・人口動態・エリアごとの需要差によって価格が大きく変わります。本記事では仙台市特有の売却リスクと、価格を落とさず売るための対策をわかりやすく解説します。

トラブル・注意点

福岡市特有の売却リスクとは?交通・人口減少の影響を解説

福岡市で不動産を売却する際に注意したい「交通事情」「人口動態」「再開発の偏り」などの地域特有リスクをわかりやすく解説。売れにくくなる要因と対策をまとめ、後悔しない不動産売却をサポートします。

不動産の売却・査定・相続について、わかりやすく動画で解説しています